課題名 | 2 砂丘地野菜の生理障害対策技術の確立、1)サツマイモ内部褐変症対策技術の確立、(1) サツマイモ内部褐変症の発生要因の解明 |
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研究機関名 |
石川県農林総合研究センター農業試験場 |
研究分担 |
砂丘地農業研究センター |
研究期間 | 継H26~28 |
年度 | 2015 |
摘要 | 【目的】 サツマイモの内部褐変症は、塊根内部が褐色に変色する生理障害の一つだが、原因が不明で、外見から発生の有無を判断できないため、大きな問題となっている。このため内部褐変症の発生要因を明らかにし、その原因を解明する。、【成果】 内部褐変症の発生は品種間差があり、「ベニオトメ」「コガネセンガン」「全農G5」で多く、「ベニアズマ」「高系14号」で少ない傾向にあった。内部褐変症で生じる褐変物質は、皮層組織直下の二次形成組織周辺の柔細胞で多くみられ、障害発生の品種間差は、この二次形成組織の発達程度の品種間差と密接な関係があると考えられた。また、褐変組織周辺では、ポリフェノール類や活性酸素種の集積がみられるとともに、還元糖の集積が多い傾向にあり、デンプンの糖化が進んでいるものと考えられた。 |
カテゴリ | 生理障害 内部褐変 品種 |