課題名 | 夏季栽培用ワケギ新品種の充実種球供給のための技術的可能性調査 |
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研究機関名 |
広島県立総合技術研究所農業技術センター |
研究分担 |
栽培技術研究部 |
研究期間 | 完H27 |
年度 | 2015 |
摘要 | ワケギ新品種‘広島12号’および‘広島13号’の種球収穫時期は,既存品種よりも約1か月遅れの6月下旬~7月上旬となり,6月~7月の夏季出荷に対応できない。そこで一方策として,種球の長期冷蔵貯蔵技術について検討した。2月中旬における貯蔵種球の重量は,なりゆき放置では貯蔵開始時の約30%まで低下したが,冷蔵貯蔵を7月に開始した場合は同約55%,8月開始では同約60%となった。また,7月開始ではカビが多発したが,8月開始では良好の傾向を示した。ワケギの種球肥大には長日や高温が有効とされている。しかし,両新品種の種球肥大では,電照による長日処理では十分な効果が得られない。そこで,トンネル栽培による高温環境での種球肥大促進技術を検討した。資材としてPOフィルム,パオパオを用いたところ,11月2日~2月10日の平均気温及び湿度は,POフィルムで12.9℃,91.7%RH,パオパオで11℃,84.6%RH,被覆なしで9.8℃,82.8%RHであった。POフィルムでは,12月末より倒伏等が発生し,生育不良となった。 |
カテゴリ | 出荷調整 新品種 品種 保存・貯蔵 わけぎ |