課題名 |
ブドウ‘シャインマスカット’の市場価値を高める高品質安定生産技術確立のための事前調査 |
研究機関名 |
広島県立総合技術研究所農業技術センター
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研究分担 |
果樹研究部
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研究期間 |
完H27 |
年度 |
2015 |
摘要 |
開花前の強摘心は,果粒肥大促進および皮ごとの食べやすさを向上した。また,やや乾燥傾向で管理することでBrix値は向上した。さらに,かん水,摘粒の早晩,副梢の有無については力学特性または食感指標が異なることから,皮ごとの食べやすさに影響を及ぼす可能性が考えられた。果実形質は,GAおよびCPPUの組み合わせ処理についても果房重は550gを超え,Brixは18度未満であり,県の生産目標を達成していなかった。CPPUの高濃度処理は皮ごとの食べやすさに悪影響があることが示唆された。果肉の弾性指標値はベレゾーン期まで低下しており,以降収穫期前まで顕著な弾性指標値の変化はみられなかった。果皮の厚さは7月上旬まで厚くなる傾向で,以降は顕著な変化はみられなかった。官能評価と力学特性および食感測定値の食感指標について一部の項目で若干の相関関係が認められた。栽培管理要因では,光反射マルチは官能評価において皮ごとの食べやすさに負の影響があることが示唆された。Ca液肥と保湿袋の併用処理により,かすり症が抑制される傾向が確認された。また,保湿袋利用によりかすり症の発生が少なくなる傾向が認められた。、
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カテゴリ |
乾燥
栽培技術
ぶどう
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