茶の需要拡大と生産力向上のための新品種、栽培加工技術、評価技術の開発

課題名 茶の需要拡大と生産力向上のための新品種、栽培加工技術、評価技術の開発
課題番号 2019030590
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
協力分担関係 民間(39)(のべ数)
生産組合・協議会等(2)
農協・農事組合法人(2)(のべ数)
地方公共団体(14県)
公設試験機関(9)(のべ数)
大学(7)(のべ数)
研究期間 2016-2020
年度 2019
摘要 茶については、病害虫複合抵抗性の中生品種「かなえまる」(金谷33 号)を育成した。「MK5601」(枕系56-01)に特徴的に含まれている機能性成分に関する特許を1 件出願した。一番茶期は萌芽直前の霜害や凍害がなければ、萌芽前約1ヶ月の平均気温との関係が深いことを明らかにした。抹茶の香りに重要な低沸点成分として主要な5 成分を特定した。低温保管された茶葉を含水率75%付近で冷凍することにより、品質及び物理特性が良好になることを明らかにした。赤焼病菌は通年樹体内に生息していることを明らかにし、二次感染を効果的に防ぐ技術を開発した。ナガチャコガネについて、薬剤粉衣ダイズ種子を使って薬剤投下量を1/10 以下に削減できる成虫防除法を開発した。このほか、国内外で需要の高い抹茶・粉末茶に適正の高い茶品種「せいめい」(枕崎32 号)について、13 の種苗生産者と種苗許諾契約を結び、栽培・加工マニュアルを作成、現地実証試験等普及活動を推進した。令和元年現在で、埼玉県から鹿児島県まで全国の産地で栽培面積が約25ha 普及し、今後さらに普及が加速化し、5 年後には200ha を超える見込である。本部知的財産部と連携して抹茶の国際規格化に取り組み、11 月に技術レポート「抹茶の定義」をISO/TC34/SC8(国際標準化機構/食品専門委員会/茶分科委員会)に提案し、19 ヵ国中11 ヵ国の賛成を得て、新プロジェクトとして登録された。第3 期で得られた成果である「水出し緑茶」に関する機能性研究の成果を取りまとめ、「水出し緑茶」の新たな魅力を発信するため農研機構のウェブサイトを作成した。
カテゴリ 害虫 加工 機能性 機能性成分 高付加価値 需要拡大 新品種 大豆 抵抗性 凍害 評価法 品種 防除 抹茶 薬剤

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