| 課題名 | 高品質・健全性確保のための農産物の効率的な先進加工技術の開発 |
|---|---|
| 課題番号 | 2019030598 |
| 研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
| 協力分担関係 |
民間(30)(のべ数) 社団・財団法人等(6) 農協・農事組合法人(1) 地方公共団体(1町) 公設試験機関(12)(のべ数) 独法・国研等(5)(うち外国機関1) 大学(35)(のべ数) |
| 研究期間 | 2016-2020 |
| 年度 | 2019 |
| 摘要 | 輸出促進のため、シンガポールで紫かんしょ新品種加工品の嗜好性調査を実施し、「ふくむらさき」は「べにはるか」とほぼ同等の評価であることを明らかにした。SNS 投稿等を用いた疑似的な行動分析によるニーズ把握手法の策定について、タイでの日本産農産物及びシンガポールでのカンショを事例としてSNS 投稿データの分析手順を策定した。地理的表示(GI)保護制度と機能性表示食品制度の両制度の併用で相乗効果が確認され、特にGI 保護食品は併用による価格向上効果が大きいことを明らかにした。 ヒトの舌に近い力学特性をもつ透明なモデル舌を作製し、一般的な力学測定装置に組み込んで、舌でつぶせる程度のやわらかい食品の物性評価が可能であることを明らかにした。また、ヒトの胃での消化プロセスを可視化できる、連続型胃消化シミュレーターの排出部を改良し、粘性の高い食品に対応できるようにした。 沖縄野菜のからし菜のGABA 含量は、茹でるよりも蒸す方が損失が少ないことから、機能性成分を維持する加工法としては蒸し加熱が優れていると考えられた。このほか、機能性を有する農産物・食品開発として、リンゴ生鮮1 件及び加工食品(ドライフルーツ)1 件について機能性表示食品の届出を支援し、いずれも届出が完了した。 非加熱だし入り味噌を醸造するため、新潟県と複数株の麹菌を用いて味噌の小規模仕込試験を実施し、適切な菌株と培養条件の選択により、だし分解能力が低く、だしが保持される低ホスファターゼ活性の味噌を醸造できた。5社に技術を紹介し技術移転活動を進めてきたが、好感触を得たものの技術移転には至っていない。今後は新潟県内でより多くの味噌製造業者に技術紹介を行うとともに、新潟県の了解を得て、味噌生産量の多い長野県等に範囲を広げて技術移転先を見出す。 AGEs (終末糖化産物)評価システムについて、試作・検証・改良を繰り返し、研究用キットの仕様を決定し、プロトコールの最適化を進め、令和2 年4 月頃のベータ版キット(試用版)の受注生産開始を準備している。 交流高電界処理(処理量: 120 kg/L、加熱時間:0.1 s)により、従来は製造できなかった褐変しないリンゴピューレができた。また、水中短波帯加圧加熱法を用いることにより、通常の製造法(蒸・焼・揚)では14 日(真空パックで30 日)程度の蒲鉾の日持ちを半年間常温保存に延長でき、色、風味や食感も維持できた。本殺菌装置の実証試験用試作機が年度内に完成した。 |
| カテゴリ | 加工 かんしょ 機能性 機能性成分 新品種 輸出 りんご |