家畜疾病の病態解明による疾病制御及び発病監視技術の開発

課題名 家畜疾病の病態解明による疾病制御及び発病監視技術の開発
課題番号 2019030606
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
協力分担関係 民間(9)
農協・農事組合法人(3)
公設試験機関(8)
産業技術総合研究所
大学(11)
研究期間 2016-2020
年度 2019
摘要 ウベリスレンサ球菌が臨床型乳房炎を誘発することを確認し、また、ワクチン抗原候補となる接着因子タンパク質抗原や菌株を見いだした。マイコプラスマ性乳房炎について、これまで3 週間かかっていた薬剤選択の検査が5 時間程度に短縮できる迅速検出技術を開発した。牛乳房炎治療に関して、乳房内拡散性及び抗菌活性を持つ中鎖脂肪酸誘導体と組換え牛サイトカインの混合剤が効果が高いことを示した。健康牛の鼻腔内に黄色ブドウ球菌の菌体抗原とナノゲルを組み合わせて投与することにより、乳房内菌数を減少させることができることを示した。豚TLR5 一塩基多型について、一部の型がサルモネラ菌抗原に対する細胞性免疫応答を有意に高く惹起することを明らかにした。アカバネウイルスのラットモデルの体内動態解析により心筋及び脳内へのウイルス感染を明らかにした。体表温センサの90 日間の装着が可能となる装着器具及び方法を開発した。また、体表温センサデータでの発熱判定基準を作成し、クラウド上に収集したデータを解析して発熱情報を生産現場へ通知するシステムを実証した。加速度センサ内蔵型体表温センサ(多機能尾部センサ)のデータを、機械学習法を用いて解析することで、つなぎ飼育下においても精度高く発情を検知することに成功した。音声センサを改良して、実験感染した豚の細菌性肺炎やウイルス性肺炎の呼吸器の異常音を早期に検出できることを明らかにした。動画解析により、牛の発情や豚の分娩時の行動変化を解析する手法を考案して特許出願した。ルーメンセンサが生体内で少なくとも1年間その耐久性や安全性に問題がないこと、胃内のpH や胃運動の異常を検知可能であることを明らかにした。このほか、乳汁を小型のパルス核磁気共鳴装置で計測することで黄色ブドウ球菌による難治性乳房炎を簡便かつ迅速に診断する方法について特許出願した。
カテゴリ 乳牛 薬剤 予防技術

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる
S