課題名 | 高リスク病害虫国内発生時の管理技術の高度化と高精度化 |
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課題番号 | 2019030610 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
協力分担関係 |
公設試験機関(13) 大学(7)(うち国外大学2) |
研究期間 | 2016-2020 |
年度 | 2019 |
摘要 | キウイフルーツかいよう病菌(Psa)検出用LAMP による検出法の被害葉での調査適期、効率的かつ実用的検査試料採取法を明らかにした。ジャガイモ黒あし病については、昨年度までに作成した診断マニュアル(暫定版)を、北海道内4 農場の検定担当者間の再現性試験結果に基づき、改訂した。ウンカ飛来予測システムにより主要飛来が予測できていることを九州各地で検証・確認し、農情研との連携によるAI を活用したウンカ類捕獲数自動カウントシステムは、画像分類では約80%の正答率を達成した。サーチライトトラップによるハスモンヨトウ予察手法を佐賀平野の南北各1 か所で従来法との傾向一致を確認した。ジャガイモシストセンチュウ類については、「緊急防除マニュアル(暫定版)」を作成し、北海道の指導参考事項として採用された。テンサイシストセンチュウ(Hs)の宿主範囲を調査し、線虫密度低減のための捕獲作物として未市販のハダイコン2 品種で線虫が増殖しないことを見いだした。アリモドキゾウムシに対するクロラントラニリプロール水和剤の植付け後散布(動噴利用)、イモゾウムシに対するシアントラニリプロール水和剤の散布について、それぞれ、慣行処理と同等の防除効果を確認した(登録の適用拡大申請中)。抵抗性標準品種「むらさきほまれ」よりさらに被害の低い2 系統を選抜、ゾウムシ被害を抑えたカンショ周年栽培体系に利用可能なカンショ素材が揃った。 |
カテゴリ | 害虫 かんしょ 管理技術 キウイフルーツ 栽培体系 植物検疫 だいこん 抵抗性 てんさい ばれいしょ 品種 防除 |