課題名 | 新たな農業生産方式導入による環境保全効果の評価指標開発 |
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課題番号 | 2019030628 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
協力分担関係 |
民間(4) (公財)農業・環境・健康研究所 公設試験機関(6) 独法・国研等(2)(うち国外1) 北海道大学 南デンマーク大学 コペンハーゲン大学 |
研究期間 | 2016-2020 |
年度 | 2019 |
摘要 | 化学合成農薬の使用量削減による生態リスク低減効果の評価手法開発では、感受性評価手法であるコガタシマトビケラ成長段階別毒性試験法マニュアルを公表するとともに、河川水中農薬濃度の簡易推定手法を開発した。また、窒素フットプリントを用い、日本のフードチェーンシステム全体から国内外の環境中へ排出される反応性窒素の総量の実態を、過去半世紀に渉り推定するとともに、削減シナリオを全て適用した場合の窒素フットプリント削減率を推定した。さらに、水・炭素・窒素動態予測モデルLEACHM の改良版の国内農地土壌に対する有効性を検証した。行政的ニーズに対応して、水田への緩効性肥料を側条施肥や全量基肥により施用することで、窒素施用量を慣行の速効性肥料より約3割減肥しても収量が維持でき、作付け期間中の水田からの窒素流出負荷を約3 割削減できることを明らかにした。総合的評価による環境保全効果の指標化技術の開発では、水稲作における農薬散布の環境影響評価の精緻化に向け農薬排出量推計モデルを改良した。 |
カテゴリ | 病害虫 水田 施肥 農薬 |