課題名 | 麦類・大豆の加工適性を重視した品種選定と栽培法の確立 |
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研究機関名 |
宮城県古川農業試験場 |
研究分担 |
作物育種部
作物栽培部 |
研究期間 | 継H19~ |
年度 | 2019 |
摘要 | 目的:本県に適する優良品種を選定するため,麦類及び大豆の各系統の生産力及び諸特性を調査する。また,有望品種について高位安定生産に向け栽培技術を確立する 成果:1)大麦の本調査では,「東北皮47号」,「北陸皮63号」,「北陸皮59号」を再検討とした。小麦では,「東山55号」と「東北237号」,予備調査の「東山58号」を再検討とした。麦類の系統適応性調査では,「盛系D-B098」,「盛系D-B104」,「盛系d-B106」の3ヶ家王を再検討と評価した。 大豆では,本調査の「東山238号」,「東山231号」の2系統と予備調査の「東北189号」を次年度の本調査対象系統として選定した。 2)大豆の現地調査では,「東山231号」と「東山238号」を供試し,やや劣るから中,やや有望となったことから次年度も引き続き供試することとした。 3)大麦の現地試験では,「東北皮46号」が有望との評価を受けた。 4)「夏黄金」は越冬後の踏圧の有無によらず遅れ穂の発生は見られなかった。成熟期後10日までは,L*値(51)を超えなかった。製粉歩留についても10日後まで同程度であった。 5)「ホワイトファイバー」では,幼穂形成期以降の葉色と穂数に相関関係があり,収量の指標となる可能性がある。一発肥料を用いた全量基肥栽培で,慣行の追肥栽培と同等の葉色の推移を示したことから,適応可能と考えられた。 6)大豆の摘心処理は,生育量により減収する場合があり,生育量を判断する指標として畦間の被度(繁茂程度)が目安になると考えた。 |
カテゴリ | 大麦 加工適性 小麦 栽培技術 大豆 品種 |