メタン発酵消化液の作物栽培への利用

課題名 メタン発酵消化液の作物栽培への利用
研究機関名 宮城県古川農業試験場
研究分担 作物環境部
研究期間 継H28~R4
年度 2019
摘要 目的:県内に食品廃棄物等を原料とするメタン発酵施設(仙台市泉区)が稼働しているが,そこで副産物として発生する消化液については,現在,凝集剤を用いた処理により汚泥と処理水に分離後,処理水は放水している状況にあり,農地へ利用されていない現状にある。このことから,消化液の肥料としての水稲などに対する有効性を確認するとともに,効果的な施用方法を検討する。特に水稲については,米価低迷から低コストが求められており,未利用資源の活用により,コスト削減及び省力化等に資する取組として実証する。
 本年は,メタン発酵消化液の成分変動解析および使用方法・量について,また,メタン発酵消化液を基肥,追肥で用いた場合の水稲生育,収量品質へ及ぼす影響を検証する。
成果:1)メタン発酵消化液の成分変動解析および使用方法・量の検討
 仙台の施設の消化液は全窒素,アンモニア態窒素,カリの濃度が高かった。南三陸の施設の消化液はリン濃度が高かった。場内,現地試験とも変動係数1.0程度でばらつくことが明らかとなった。
2)メタン発酵消化液による水稲生育への効果検証
 場内試験,現地ほ場いずれも変動係数については,消化液区の方が大きい傾向にあるが,生育及び収量については同等だった。
カテゴリ コスト 省力化 水稲 低コスト ばら 未利用資源 メタン発酵消化液

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