家畜の生涯生産性向上のための育種手法と有用遺伝子情報の探索・活用技術の開発

課題名 家畜の生涯生産性向上のための育種手法と有用遺伝子情報の探索・活用技術の開発
研究機関名 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 畜産部門 家畜育種繁殖研究領域
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 畜産部門 畜産物研究領域
協力分担関係 民間(7)
社団・財団法人等(4)
JA全農
地方公共団体(2)
公設試験研究機関(25)
(独)家畜改良センター
大学(19)
研究期間 2016-2020
年度 2020
摘要 生産性と繁殖性及び強健性を同時に改良するため、国内乳牛のビッグデータを利用して従 来の総合指数より繁殖効率を向上させ、農家所得が 19%増加する総合指数を開発した。開発した乳牛のエネルギーバランス指数が繁殖性と遺伝的に関係すること、飼料効率が遺伝的に 改良可能であることを明らかにした。肉牛の枝肉重量増加と分娩間隔短縮に有効な、ゲノミック評価手法を開発した。また、牛肉のうま味に寄与する化合物候補 17 種を特定した。豚のデュロック種において、食味成分に関わる多数の遊離アミノ酸量の候補遺伝子領域を特定した。
さらに、豚の離乳頭数の新たな評価手法を開発し、この手法とゲノミック評価と組み合わせることで年間離乳頭数 2.3 頭増を達成できることを理論的に証明した。6県の地鶏銘柄で、地鶏の改良に有用なDNA マーカーによる改良型への置き換えが進められている。そのうち2県でDNA マーカーの有用性を検証した。
カテゴリ 育種 飼料効率 DNAマーカー 肉牛 乳牛 繁殖性改善 良食味

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