実需者等のニーズに応じた加工適性と広域適応性を持つ小麦品種の育成

課題名 実需者等のニーズに応じた加工適性と広域適応性を持つ小麦品種の育成
研究機関名 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 作物開発センター 麦研究領域
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 北農研 畑作物開発利用研究領域
協力分担関係 民間(9)
九州製粉懇話会
JAさが
JAいわて中央
公設試験研究機関(7)
(独)農林水産消費安全技術センター
研究期間 2016-2020
年度 2020
摘要 コムギにおいて、DNA マーカー選抜ではパン用として収量性に優れる「東北 239 号」などを、日本めん用は「東北 238 号」を新配付系統とするなど、系統の開発が進んだ。育成品種では、パン用の「はるみずき」(中国 168 号)が奈良県で奨励品種採用予定となった。令和2年度の育成品種等の普及面積は、奨励品種採用県の採種事業に遅れが生じたこともあり、目標を下回ったが、約 5,700ha(目標 6,000ha)にまで拡大し、利用許諾件数などは研究ロードマップの目標(10 件)を達成した。スマート育種システム構築に向け、コムギ品種・系統の品質について遺伝子型データと対応する形質データ、耕種概要や共通標準サンプルのデータを追加したデータベースの作成を進めた。評価結果の育成地間比較を可能にするために開発した電子野帳システムは職務作成プログラムとして登録したほか、講習会により導入推進を図った。
このほかに、パン等が固くなりにくい澱粉特性を持つ低硬化性品種「やわら姫」(東北 236 号)などが産地品種銘柄に設定されている。また、コムギのグルテン廃物の利用を知的財産化するなどフードロス削減につながる成果も創出した。
カテゴリ 育種 加工適性 小麦 データベース DNAマーカー 品種

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