実需者等のニーズに応じた加工適性と広域適応性を持つ大麦品種の育成

課題名 実需者等のニーズに応じた加工適性と広域適応性を持つ大麦品種の育成
研究機関名 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 西日本農研 畑作園芸研究領域
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 中央農研 作物開発研究領域
協力分担関係 民間(7)
公設試験研究機関(7)
(独)農林水産消費安全技術センター
研究期間 2016-2020
年度 2020
摘要 オオムギにおいては、β-グルカン高含有のモチ性品種の「はねうまもち」、「くすもち二条」及び「キラリモチ」の生産がさらに拡大し、機構育成品種の作付面積及び生産量は、対前年比 1.4 倍(約 3,000ha)及び 1.6 倍(約 1 万トン)に達した。埼玉県の奨励品種に採用された麦茶用のオオムギ縞萎縮病抵抗性品種「さちかぜ」は、同県内での試作が継続され、本格普及に向けた取組が順調に進捗している。後続系統の選抜と品種育成も着実に進捗しており、特に、モチ性品種「きぬもち二条」(西海皮糯 77 号)は、加熱調理後に変色しにくい特性を導入した品種である。大粒で多収の「関東皮 98 号」は広島県の奨励品種に採用見込みである。スマート育種システムの構築に向け、精麦試験等の品質評価データの収集とデータベース作成を進め、さらに育成地間の比較を可能にするためのデータ収集フォーマットの作成など電子野帳導入のための取組を行った。
のほかに、成果の社会実装に向けた取組として、令和元年度に育成の「しらゆり二条」は標準作業手順書(SOP)を作成し、「ハルアカネ」及び「ダイキンボシ」でも作成を進めている。また、農研機構重点普及成果シンポジウム「もち麦サミット 2021 Online」を令和3年 3 月に開催した。
カテゴリ 育種 萎縮病 大麦 加工適性 データベース 抵抗性品種 品種 麦茶 ゆり

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