課題名 | 実需者ニーズに応じた品質を備えた広域栽培可能な安定多収大豆品種の育成 |
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研究機関名 |
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 作物開発センター 畑作物研究領域 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 東北農研 水田作研究領域 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 西日本農研 畑作園芸研究領域 |
協力分担関係 |
民間(6) JA全農 公設試験研究機関(14) 京都大学 東京大学 佐賀大学 岐阜大学 |
研究期間 | 2016-2020 |
年度 | 2020 |
摘要 | ダイズでは、高タンパク含量で病害虫複合抵抗性を備えた品種の育成において、ダイズモザイクウイルス・ラッカセイわい化ウイルス抵抗性で難裂莢性をもつ「四国 30 号」が岡山県で奨励品種採用の見込み(令和6年度普及見込 200ha)となったことから新品種候補とした。「四国 31 号」は、長雨等による影響で現地試験の評価が行えなかったことから、令和 3 年度に品種登録の可否を判断する。目標収量 500kg/10a に達する極多収系統を全ての育種拠点で作出し、短節間遺伝子の戻し交配も順調に進んでいる。スマート育種システムの構築に向け、データフォーマットは令和元年度の意見を踏まえた改定が行われ、全ての育種拠点で利用を開始したほか、環境データの収集も始まったこのほかに、蒸煮大豆の硬さに関与する DNA マーカーを開発したほか、豆乳生産向けの新品種「すみさやか」(四国 38 号、令和5年度普及見込 200ha)は民間企業による種子生産が始まり、納豆用「九州 178 号」(令和6年度普及見込 20ha)を新品種候補とした。難裂莢大豆品種群は、4品種合計で栽培面積が約 9,000ha まで拡大したほか、新たに熊本県が「フクユタカ A1 号」の導入を目指して現地実証試験を開始するなど、普及に向けた取組が急速に進んだ。 |
カテゴリ | 育種 害虫 環境データ 高タンパク含量 新品種 大豆 DNAマーカー 抵抗性 品種 らっかせい わい化 |