競争力の高い県産酒開発のための清酒原料米品種の育成・改良と酒造適性安定化技術の確立

課題名 競争力の高い県産酒開発のための清酒原料米品種の育成・改良と酒造適性安定化技術の確立
研究機関名 高知県農業技術センター
研究分担 水田作物担当
研究期間 継 平成28年度~令和3年度
年度 2020
摘要 目的:競争力の高い県産酒開発のための清酒原料米品種の育成・選定と酒造適性安定化技術を確立する。
成果:①酒造好適米早生「高育酒80号」は‘土佐麗’と命名し、2018年12月に品種登録申請を行い、
2019年2月に奨励品種に採用され、4月に出願公表(第33546号)された。②‘たちはるか’と‘吟の夢’の戻し交配によりBC4F1種子を、BC3F1・F1個体群の葯培養によりA1個体を、昨年度BC2F1・F1個体群から作出したA1個体群からA2種子を得た。昨年度F1個体群から作出したA2系統群から、11系統をPi39を持つ有望系統として選抜した。③酒造原料米に活用できる多収性品種として、早期栽培では‘とよめき’、普通期栽培では‘やまだわら’、‘たちはるか’の適応性が高かった。④‘土佐麗’では、窒素施肥量を5.6kg側条施肥すると、8kg施用に比べ、収量性は低くなるが、酒造適性は良好であった。肥料間では、エムコート早生045、LP早稲1番で収量性が高かった。⑤‘吟の夢’を用いて、ケイ酸質肥料施用による収量、玄米品質の向上効果を検討したところ、今回の気象・土壌条件では、向上効果は認められなかった。⑥酒造原料用米品種として適応性が高い‘とよめき’、‘やまだわら’、‘たちはるか’を用いて、2種類の低コスト肥料の生産コスト低減効果を評価した結果、今回の気象・土壌条件では、生産額と肥料コストの差は新エムコート777対比では93~97%であった。
カテゴリ 肥料 コスト 酒造好適米 施肥 多収性 低コスト 品種

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