課題名 | 2.カンキツの連年安定生産技術の開発と新品種の育成 1)極早生温州ミカン優良品種の育成・栽培技術の確立 2)香酸かんきつの栽培技術の開発 3)カンキツの機能性成分による高付加価値化 |
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研究機関名 |
宮崎県総合農業試験場 |
研究分担 |
果樹部 |
研究期間 | 平29 ~令3 |
年度 | 2020 |
摘要 | 1)-1 高糖系品種の強勢台利用栽培技術の開発 台木の異なる「ゆら早生」の3年生樹の生育は、スイングルシトロメロ台およびトロイヤーシトレンジ台がカラタチ台よりやや優れていた。また、樹形との関係では、スイングルシトロメロ台およびトロイヤーシトレンジ台では双幹形の生育が開心自然形より良好であった。 1)-2 珠心胚実生利用による高品質果実の開発・育成 「ゆら早生」及び「肥のあけぼの」の珠心胚実生158個体をカラタチ台に接ぎ木し、単幹仕立てで育成した。 2)-1 新品種「璃の香」の栽培技術の確立 「璃の香」は摘果をしなくても大果で、果皮が薄く、クエン酸含量が低い特徴を有し、高接ぎ樹で30kg/樹、1.5kg/㎥の収量が得られた。 アーチ仕立てでは主枝に近い側枝基部より強い立ち枝が発生し、密植により初期収量は増加したが、1樹収量は少なかった。 2)-2 へベスの結果特性の解明と育苗方法の検討 苗木の仕立て方法では、樹冠の拡大は2年生苗よりも1年生枝付き苗が大きくなった。収量も1年生枝付き苗が最も多くなった。 3) 栽培条件による機能性含有量の比較 ヘベスを7月に収穫及び貯蔵した果実と8月に収穫果実のフラボノイド含量を比較したところ、7月収穫が最も含有量が高い成分が多く、貯蔵でも維持される傾向が見られた。 |
カテゴリ | 育苗 温州みかん 機能性 機能性成分 高付加価値 栽培技術 栽培条件 新品種 台木 高接ぎ 接ぎ木 品種 その他のかんきつ |