課題名 | 消費者嗜好に適合した食肉用家畜生産技術の開発による輸出力強化 |
---|---|
研究機関名 |
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
畜産研 |
協力分担関係 |
民間(11) 独法・国研等(1) 大学等(11) 公設試(21) 公益法人(2) 地方公共団体(7) 外国の機関(2) |
研究期間 | 2021-2025 |
年度 | 2021 |
摘要 | 食肉の遊離グルタミン酸及び遊離総アミノ酸の増加により牛肉の味が増強されることを明らかにし、これら2種を牛肉の味の評価指標候補とした。 枝肉撮影装置プロトタイプの測定誤差が1%程度であることを確認するとともに、肉色表示の校正技術を開発して特許出願した。 肉質形質改良のため複数の機械学習法を用いたゲノム評価モデルを試作するとともに、肉用牛の乾物摂取推定式の精度向上のため、育種価を考慮したモデルを作成した。 和牛の輸出拡大に向けた取り組みにおいて、和牛肉に特有な香気成分として、甘い香ばしい香りのピラジン系及び甘い脂っぽい香りのラクトン系の化合物を同定した。 肉用牛(ホルスタイン種去勢牛)の肥育後期のアミノ酸バランス改善飼料の給与試験により、窒素排せつ量が15%以上減少し、農場実証で産肉性に問題なく利用できることを確認するとともに、肉用牛の窒素出納パラメータを決定した。 豚の肥育前期の飼料中リジン要求量が現行の日本飼養標準の値である0.85%よりも約0.1%高いことを確認した。 豚の暑熱を考慮した生産性評価モデルを試作し、精度の予備検討を実施した。 ブロイラー肥育前期において、粗タンパク質20%給与に比べ、19%及び18%給与では生産性に影響を及ぼすこと無く、窒素排泄量を約32及び39%低減可能なことを明らかにした。 鶏において、血縁情報を持たない個体の近交係数を推定する新理論を用いて近交度評価モデルを作成した。 鶏始原生殖細胞の凍結融解後の回収率を、これまでの50%程度から82%に大幅に改善できる技術を開発した。 成長性の異なる豚の腸内菌叢解析(16S rRNA解析)を完了し、成長性と関連のある菌種を同定した。 |
カテゴリ | 育種 鶏 肉牛 豚 輸出 |