データ駆動型スマート生産・飼養管理システムによる高収益酪農の実現

課題名 データ駆動型スマート生産・飼養管理システムによる高収益酪農の実現
研究機関名 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 北農研
協力分担関係 民間(3)
独法・国研等(1)
大学等(3)
公設試(4)
協同組合(4)
公益法人(2)
研究期間 2021-2025
年度 2021
摘要 ・ スマート育種技術として、牧草の生育程度と病害罹病程度の調査をドローンの空撮画像による評価を簡便に利用できるアプリ「HojoLook」を動画マニュアル付きで公開した。また、水溶性炭水化物含量が高い晩生オーチャードグラス2系統を選抜した。
・ 草地・飼料畑の収量予測、雑草検知のための空撮画像情報処理手法を改良し、特許出願するとともに、草地ほ場のみを選択するアプリケーションの実装や3次元モデル全体の歪みを簡易に低減する手法を開発した。
・ 生産履歴入力作業時間2割削減に向け、飼料生産履歴管理システムを改良し、現地導入したが、コロナ禍による一部調査未了のため、入力作業時間2割減の検証を継続して実施する。
・ AIを用いた乳牛の個体別の乳量予測システムを十勝地域4戸に実装し、精度が高い事を実証した。現場導入で生じた通信課題等に対応するとともに、システム活用による個体毎の分娩間隔最適化により2.7万円/頭/年の収益向上が可能であることを示した。
・ 手分析に相当の時間を要する生乳中の微量成分分析を簡易に行うため、スペクトルデータを用いる濃度推定法を提示した。また、自給飼料への依存度を異にする各種生乳の風味特性を単一成分で説明することは困難で、各成分の量とバランスを重視すべきこと、解析には多種成分分析データの多変量解析が有効なことを解明した。
カテゴリ 育種 管理システム 雑草 飼育技術 ドローン 乳牛

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