作物ビッグデータの収集利用による高速育種技術の開発

課題名 作物ビッグデータの収集利用による高速育種技術の開発
研究機関名 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 作物研
九沖研
中農研
東北研
農情研
農環研
協力分担関係 民間(2)
大学等(1)
公設試(5)
協同組合(1)
研究期間 2021-2025
年度 2021
摘要 作物ビッグデータの収集利用による高速育種技術の開発では、以下の研究成果が得られた。
水稲では、実需者等の多様なニーズに迅速に対応するために民間企業等との共同研究を進め、多収性と地域特性を有する多収・良食味米系統の選抜・評価を行い、冷凍米飯用多収系統「和3739」を1年前倒しで品種登録出願したほか、行政からの要望の高いカドミウム低吸収性系統を4系統品種登録出願した。オーダーメイド育種に対応するため、イネ多系交配により4優良遺伝子を固定した集団を作出し、複数の育成地で個体選抜に供試した。また、高速世代促進技術をイチゴに横展開し、年2世代の生育を可能とした。環境応答に関わるマルチオミクス情報を取得し、アントシアニン蓄積能(レタス)とリン栄養状態(イネ)に連関するバイオマーカーを開発した。また、野外ならびに制御環境下の作物データの収集ならびにゲノム情報と連携した一元利用プラットフォームの構築を推進するため、高精度人工気象器を開発し、不良環境条件等における生育データを収集した。イネビッグデータとして5千点以上の形質情報と500系統以上のゲノム情報のプラットフォームを整備し、その活用事例についてプレス発表を行った。また、作物横断的なバイオデータ整備に取り組むとともに、野菜や果樹等の幅広い作物を対象としたゲノム解析・支援を行った。
カテゴリ 育種 いちご 水稲 多収性 多収良食味 品種 レタス

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