ゲノム・表現型情報に基づく野菜・花き育種基盤の構築と育種の加速化

課題名 ゲノム・表現型情報に基づく野菜・花き育種基盤の構築と育種の加速化
研究機関名 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 野花研
資源研
食品研
農情研
分析研
資源研
農環研
九沖研
植防研
果茶研
北農研
東北研
西農研
本部
協力分担関係 民間(14)
独法・国研等(6)
大学等(31)
公設試(23)
協同組合(1)
公益法人(1)
地方公共団体(5)
外国の機関(5)
研究期間 2021-2025
年度 2021
摘要  ピーマン、シシトウ等29品種・系統のルテオリン含量を分析し、高含有の育種素材を選定した。また、完熟(赤色)と未熟(緑色)とで比較すると、ほとんどの品種・系統で未熟のルテオリン含量が高いことを明らかにした。
 野菜の機能性・栄養成分の解析については、分析用試料12品目74品種・系統を栽培・サンプル調整し、食品機能性成分解析共同研究ラボ(NARO島津ラボ)に送付して網羅的に解析した。
 ネギハモグリバエ新系統に対する抵抗性素材選定に向けて、ネギハモグリバエの系統識別に用いる核ゲノムマーカーを開発するとともに、ネギハモグリバエ新系統の抵抗性検定法を開発した。また、10府県からネギハモグリバエ系統の分析・鑑定の依頼があり、延べ437サンプルについて鑑定を実施した。
 イチゴの特性を予測プログラムに反映させるための特許出願(4件)、職務作成プログラム登録(3件)を行い、WAGRI-APIとして登録を完了した。
 キャベツについては個体センシング型生育予測技術として、優先権出願により知的財産化し、WAGRI-API化を行った。
このほか、農研機構が独自に開発した、化学肥料を使用しない有機質活用型養液栽培方法「プロバイオポニックス」が日本農林規格(JAS)を取得した。JAS規格の取得により環境への負荷が低い本栽培がブランディングされ、消費者への強力な訴求と普及が加速されると見込まれる。また、スルフォラファングルコシノレート(SGS)は機能性成分前駆体で、健康な成人男女を対象とした試験で肝機能改善や認知機能向上の効果が認められている。アブラナ科属間雑種であるラファノブラシカのSGS含量を飛躍的に向上させる育種法を開発し、特許出願を行ったとともに、高含有系統を選抜した。
カテゴリ 肥料 あぶらな 育種 いちご 機能性 機能性成分 キャベツ ししとう 生育予測 センシング 抵抗性 抵抗性検定 ねぎ ピーマン 品種 養液栽培

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