課題名 | 越境性病害虫・高リスク病害虫防除技術及び最先端無農薬防除技術の開発 |
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研究機関名 |
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
植防研 農情研 中農研 果茶研 野花研 生物研 農環研 九沖研 |
協力分担関係 |
民間(9) 独法・国研等(1) 大学等(13) 公設試(14) 協同組合(2) 公益法人(1) 地方公共団体(1) 外国の機関(4) |
研究期間 | 2021-2025 |
年度 | 2021 |
摘要 | ・ ヨトウ類の飛来予測モデルのプロトタイプを開発するとともに、主要薬剤5剤に対して、令和3年現在、抵抗性が発達していないことを明らかにした。 ・ ムーンショット型研究開発事業「害虫被害ゼロ」のプログラムに農情研と連携して、2050年害虫被害ゼロを目指した新規の物理的害虫防除法の基礎となる3次元位置の害虫をリアルタイム追尾するコア技術を開発し、特許出願するとともにプレスリリースを行い、情報発信に取り組んだ。 ・ 検疫有害動植物等の防疫情報活用のためのプラットフォーム構築に向けたデータベースの基本構造を設計するとともに、サツマイモ基腐病などのコンテンツ情報を収集した。 ・ サツマイモ基腐病への緊急対応として、横串プロジェクトに参画し、サツマイモ基腐病の高精度・簡易な遺伝子診断法を開発した。本成果はFrontiers of Plant Science誌(IF=5.753)に論文が掲載され、17都府県からの診断依頼で利用されるとともに、2021年農業技術10大ニュースの第1位に選定された。 ・ 農情研及び北農研で実施した過年度成果「種子バレイショ生産ほ場における異常株の自動判定システムの開発」について、NARO RESEARCH PRIZE SPECIALⅢを受賞(共同研究者)した。 ・ 海外飛来性害虫か国内発生害虫かを区別する技術として有望なストロンチウム同位体比を比較する手法の開発を地球研と連携して進め、ツマジロクサヨトウについては海外性か国内性かを区別することを可能とした。ミカンコミバエについても、理事長裁量経費とPD保留費の予算を投入して、同位体比の解析手法を開発した。 ・ 害虫の薬剤抵抗性に関与する遺伝子の変異検出に関する過年度成果「野外の生物集団の遺伝子頻度を効率よく推定する方法」を論文にまとめてMolecular Ecology Resources(IF= 7.09)に公表した。 |
カテゴリ | 害虫 データベース 抵抗性 農薬 ばれいしょ 病害虫防除 防除 薬剤 |