課題名 | 生物特性を活用した防除技術ときのこ等微生物利用技術の開発 |
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研究機関名 |
国立研究開発法人森林研究・整備機構 |
研究分担 |
研究ディレクター |
研究期間 | 2021-2025 |
年度 | 2021 |
摘要 | マツ枯死木の伐倒くん蒸処理における2種類の被覆方法の使い分け、逸出抑制法でのシート破損回避方法を明らかにした。マツ枯れ防除実務担当者による対策方針の策定、防除手法選択の支援ツールとなるマニュアルを作成した。 クビアカツヤカミキリの基本的生態を解明した。生態調査と並行した防除研究により、防除適期と方法を示した年間のスケジュール、被害の程度に応じた総合防除指針を示したマニュアルを作成した。 イオン交換態のセシウム濃度を⽤いることで、シイタケの菌株ごとに算出した原木栽培のセシウム移行係数と菌床栽培の移行係数との間に、有意な正の相関関係が認められ、原原木栽培シイタケの品種間にて異なる放射性セシウムの移行係数を菌床栽培から推定可能であることを明らかにした。 前年度に散布を行った無人及び有人ヘリコプターによるスギ花粉飛散防止剤散布処理区の花粉飛散抑制効果の結果をもとに、飛行高度、飛行速度、散布ノズルの形状、散布液の種類の検討を行い、スギ雄花序枝に50μL程度の散布液を付着させて花粉生産量の5 割程度を抑制できる散布条件を決定した。 菌根からトリュフの菌株を分離する技術を開発し、128 株の継代培養に成功するとともに、核リボソームDNA のITS 領域をもとに種の推定を行った。効率的なトリュフ菌株の収集を可能とする事で、トリュフ栽培技術の開発や他の菌株を用いたトリュフ研究の推進に寄与する成果である。 |
キーワード | ニホンジカ、ナラ枯れ、特用林産物被害、マツ枯れ、トリュフ、放射能汚染対策、機能性表示、スギ花粉飛散抑制 |
カテゴリ | 機能性 栽培技術 しいたけ 品種 防除 |