課題名 | 温暖化に対応した果樹の生育予測技術及び生育障害対策技術の確立 |
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研究機関名 |
福島県農業総合センター |
研究分担 |
果樹研究所
会津地域研究所 |
研究期間 | 新R3~R7 |
年度 | 2021 |
摘要 | 現行の果樹生育予測システムについて、モモ、ナシ、リンゴの発芽日、開花日、満開日の予測値と実測値との誤差を検証したところ、誤差はやや大きくなっているものの実用的なレベルと考えられた【参考成果22】。 主要果樹であるモモ、ニホンナシ、リンゴについて、発芽期~幼果期までの発育ステージ予測モデルを開発した。発育ステージ予測と気温予測に基づいて、防霜対策の重点時期を推定することにより、効果的な対策が実施できることを実証した【普及成果6】。 主要果樹であるリンゴ、モモ、ニホンナシ、オウトウ、ブドウについて、凍霜害危険度推定シートを作成した。これを活用し、生育ステージごとに予想気温から凍霜害の危険度を推定することで、果樹の防霜対策を効率的に実施することができることを実証した【普及成果7】。 「シャインマスカット」では、フラスター液剤を満開10~20日後(但し、収穫60日前まで)までに500倍液を10a 当たり150L散布することで新梢伸長を抑制することができることを実証した【参考成果29】。 会津研の作柄概況調査において、リンゴは着色期の高温により、着色不良が多く発生し収穫が遅れた品種が多かった。カキ「会津身不知」は3月が高温で推移したため生育が早まったが、その後、生育差は縮まった。また、モモのおはつ台木は、冬期間の低温遭遇日数が多い会津地域には適さないと考えられた。 |
カテゴリ | おうとう かき 生育予測 台木 品種 ぶどう もも りんご |