富山県産スギ大径材の構造利用技術の普及について

課題名 富山県産スギ大径材の構造利用技術の普及について
研究機関名 富山県農林水産総合技術センター
研究分担 木材研究所 木質構造課
研究期間 新R3
年度 2021
摘要  本課題では、木材研究所でこれまで取り組んできた、挿し木品種のボカスギ(平成27~29年度)、実生品種のタテヤマスギ系(平成30年~令和2年度)の計6年に及ぶ、大径材を構造利用するための研究成果を普及書にまとめた。
 県内のスギ林からは末口径30cm以上の「大径材」の産出が増加しているものの、需要者からも敬遠されがちであり、その用途は乏しいのが実状である。一方で、大径材を材質面から見ると、樹木が成長する過程で形成される、強度特性に優れた成熟材の占める割合が多くなっているため、断面の大きな梁桁材の採取に適しており、非住宅建築物などの大空間が必要とされる建物への利用も期待できる。こうした背景を踏まえて、普及書は、丸太を選ぶ際に参考となる材質などの基礎情報を掲載した「原木編」、製材品の強度や乾燥などの情報を掲載した「製材編」、建築物への利用技術を掲載した「構造編」の3章を中心に構成し、印刷製本して森林木材産業関係者、建築関係者に配布した。
カテゴリ 乾燥 挿し木 品種

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