課題名 | バイテク技術等を利用した東京都産品種の育成~ウドの高収益・安定生産のための弱休眠性品種の育成研究~ |
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研究機関名 |
東京都農林総合研究センター |
研究分担 |
園芸技術科 |
研究期間 | 新R3-R7 |
年度 | 2021 |
摘要 | 東京特産野菜の軟化ウドでは、消費低迷、山上げの委託困難、重労働などの課題が多いため、生産者の高齢化と後継者不足が進んで生産量が激減し、産地の存続が危ぶまれている。園芸技術科ではこれまでに弱休眠性品種の育種研究に取り組み、有望系統の作出に成功した。弱休眠性品種があれば、高冷地への山上げが不要、高単価の端境期(11-12 月)に促成栽培が可能となり、安定的な周年出荷が実現することから、実用品種化が急務である。さらに、新品種の効果的な普及には、培養苗の生産体系と品種識別マーカーの開発が併せて必要である。培養苗を用いた新たな生産体系を確立できれば、不効率かつ重労働の株割り作業が不要となり、病害汚染のないクリーンな苗を用いた機械化省力生産が可能となる。また、ウドは栄養繁殖が容易であることから、新品種保護のためにはマーカーが必要である。 そこで本課題では、第一に弱休眠性の新品種を育成する。第二に培養苗を用いた 生産体系を確立する。第三に品種識別等を可能にする DNA マーカーを開発する。 |
カテゴリ | 育種 うど 機械化 くり 出荷調整 新品種 DNAマーカー 繁殖性改善 品種 |