課題名 | センシング技術の活用による大豆・小麦の高位安定生産技術の開発 |
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研究機関名 |
滋賀県農業技術振興センター |
研究分担 |
栽培研究部
作物・原種係
環境研究部
環境保全係 |
研究期間 | 継R2~6 |
年度 | 2021 |
摘要 | 目的:大豆では早播栽培に適した品種選定や乾湿を最適化するためのほ場の排水性等の改善、麦類では収量性の高い品種等の導入に向けた生産技術の開発を行う。同時に気象データや土壌水分等のセンシングデータを取得し、環境条件と生育・収量との関係を明らかにし、大豆および麦の高位安定生産技術の確立を目指す。 成果:「ことゆたかA1号」は増収するとともに、倒伏や青立ちがほとんど見られなかったことから、早期播種適性が最も高いと考えられた。小麦「びわほなみ」では、茎立期の施肥に重点を置いた後期重点施肥により、穂数の増加と穂長を長くすることで、慣行施肥と比べて10%以上に増収した。ドローンリモートセンシングにより、2月下旬にNDVIと茎数等で相関が高い傾向が認められた。大豆栽培に係る夏季の土壌水分管理手法について、開花期前後約2週間の大豆葉温と土壌体積含水率の間には有意な負の相関関係がみられ、葉温から土壌水分が推定でき、開花期前後の水管理の指標に葉温が活用できると考えられた。 |
カテゴリ | 小麦 施肥 センシング 大豆 ドローン 排水性 播種 びわ 品種 水管理 リモートセンシング |