‘神紅’の産地構想を実現するための技術確立

課題名 ‘神紅’の産地構想を実現するための技術確立
研究機関名 島根県農業技術センター
研究分担 栽培研究部・産地支援科
資源環境研究部・病虫科
研究期間 継R3~5
年度 2021
摘要 ■目的:ブドウの生産がほとんど行われておらず、新たに産地創生事業に取り組む邑南地域において、神紅を主体とした経営に取り組む新規自営就農者が、就農開始5年後の販売額1,000万円を達成して経営を軌道に乗せ、さらなる新規就農者引き込みによる産地拡大につながることを目的に試験研究を実施。具体的には、マーケットインの視点に立った商品作りを安定的に可能にするため、作型別の栽培管理技術を確立し、栽培マニュアルを作成する。さらに、‘神紅’栽培上問題となる、着色の安定化、しぼみ果、渋み果といった生理障害発生のメカニズムを明らかにし、さらに環境制御による回避技術を確立する。
■成果:【中山間地域での生産を安定させる栽培技術の確立】ジベレリン・フルメットの使用法については、ジベレリン1回処理により、糖度、着色とも改善傾向が見られたが、渋味の原因となる縮合タンニン量が増加した。新梢密度については、13本/mで果粒重が大きくなったが着色は劣ったため、着色不良のリスク軽減のために10本/mが良いと考えられた。整枝法については、果皮色が短梢せん定大野台で最も劣ったが、逆に果粒重は最も重かった。
【環境制御技術の導入による省力、安定生産技術の確立】かん水制限による土壌乾燥ストレスでは、渋み果・しぼみ果は発生しなかったが、制限区では着色が進み、深色化傾向となった。また、日中40℃を維持する高温ストレスにより、日焼け果が発生したが、渋み果・しぼみ果は確認できなかった。散水処理による渋み果・しぼみ果の抑制効果は判然としなかった。
【病害虫防除技術の確立】令和3年、現地生産ほ場で晩腐病とボトリオスフェリア属菌による枝枯れの発生を確認した。特に、晩腐病は8月の多雨の影響で多発し廃棄の一因となった。晩腐病対策として、ブドウで混用事例のないジマンダイセン水和剤とトクチオン水和剤の混用散布を行った結果、‘神紅’、‘シャインマスカット’に対して特に問題がなく、令和4年産の栽培暦に採用された。
カテゴリ 環境制御 乾燥 経営管理 栽培技術 生理障害 中山間地域 日焼け果 病害虫防除 ぶどう

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