課題名 | 遺伝資源の保存と特性調査 |
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研究機関名 |
島根県農業技術センター |
研究分担 |
栽培研究部・産地支援科 |
研究期間 | 継H30~ |
年度 | 2021 |
摘要 | ■目的:優れた形質を有する育種素材や伝統野菜等の地域の遺伝資源を種子や栄養体として保存し、遺伝情報の蓄積を進める。併せて、新たな有用遺伝資源の確保と育種素材としての評価を行い、保有遺伝資源の充実を図る。また、既に開発した本県オリジナル品種・系統の原種苗を保存・維持し、生産者への安定的供給に資する。さらに、令和2年度以降休止となった品種育成課題の品目について育種素材を保存するとともに、休止にともなう有望系統の利用について検討する。 ■進行状況:【有用形質を有する遺伝資源の保存】培養物・種子・植物体での保存を継続して実施した(~R3)。また、培養物保存リストを作成し(550品目)、種子保存リストは作成中である(R3)。母樹が枯死したクワ'蒼楽'はクワ台木に高接ぎ保存中である(R3)。 【育種素材・育種方法の事前評価】ソバの種間雑種個体を確認し、維持した(~R2)。 【県オリジナル品種の原種苗としての保存・維持・採種】オリジナルアジサイの母樹がウイルスフリーであることを確認した(R1)。あすっこは、採種、種子配布を継続実施し(~R3)、令和3年度は早生配付と採種及び形質確認を行った。メロン‘ゴールデンパールⓇ'は、種子配付と交配、採種、形質確認を実施し(~R3)、令和3年度は県内生産者及び農林高校へ配付、春作で形質確認、秋作で交配と採種を行った。 【品種育成休止品目の維持・保存】育成休止品目は種子・培養物・植物体として保存し、ブドウおよびボタンは選抜して保存個体数を削減した(R3)。 |
カテゴリ | あじさい 育種 遺伝資源 そば 台木 高接ぎ 伝統野菜 なばな 春作 品種 ぶどう ぼたん メロン |