和牛の産肉能力検定事業 DNA育種改良推進

課題名 和牛の産肉能力検定事業 DNA育種改良推進
研究機関名 岡山県農林水産総合センター  畜産研究所
研究分担 改良技術研究室
研究期間 H17~
年度 2021
摘要 目的:和牛の効率よい育種改良が求められている中、ゲノム情報を利用することで、精度の高い早期選抜が期待できる。そこで、経済形質に関連するゲノム情報を指標とした選抜手法を確立し、改良のスピードアップを図る。
結果:①肥育牛48,425頭を訓練群集団として、GBLUP法を用いて枝肉6形質のゲノム育種価を算出した。従来育種価との相関により推定精度を検証した。本県種雄牛30頭における推定精度は枝肉重量0.85、ロース芯面積0.82、バラ厚0.79、皮下脂肪厚0.74、歩留基準値0.78、脂肪交雑0.92と高く、ゲノム育種価は枝肉6形質の遺伝能力の推定に有効と考えられた。
②本県肥育牛1,639頭を含む8,100頭(オレイン酸)もしくは7,002頭(MUFA)を訓練群集団として、GBLUP法を用いて脂肪酸組成のゲノム育種価を算出した。遺伝率はオレイン酸0.27、MUFA0.27と従来育種価より低い値であったが、本県種雄牛17頭における推定精度はオレイン酸0.86、MUFA0.79と高く、ゲノム育種価は脂肪酸組成の遺伝能力の推定に有効と考えられた。
③直接検定候補牛など183頭のゲノム育種価を算出し、選抜の指標として用いた。
キーワード ゲノム育種価、G-BLUP法、DNA育種
カテゴリ 育種 ゲノム育種 ばら

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