サクラならたけ病と材質腐朽病の発生生態と防除(266)

課題名 サクラならたけ病と材質腐朽病の発生生態と防除(266)
課題番号 1992004377
研究機関名 森林総合研究所(森林総研)
研究分担 森林生物・腐朽研
研究期間 継H01~H05
年度 1992
摘要 主要なサクラ材質腐朽菌であるベッコウタケ、コフキタケ、チジレタケの培養菌糸の生育と水ポテンシャルの関係を調べた。培地の水ポテンシャルはKOHまたはNaOHで調節した。チジレタケの生育限界は-6.4MPa、ベッコウタケでは-5MPa、コフキタケでは-4MPaで、チジレタケは他の2種よりも乾燥状態に耐性であることが判明した。カワウソタケはサクラ属樹木の幹に特異的に発生するが、その担子胞子は一般に発芽しにくい。発芽促進培地を検討したところ、サクラ材エキス培地で発芽率が最も高く、ついで麦芽寒天培地であった。10%以上の発芽率には30℃で10日以上を要したが、培養温度が高くなるにつれて発芽率も上昇し、40℃では最も高かった。なおサクラ材エキス培地は、トリコデルマ菌の分生胞子の発芽と発芽管の伸長を抑制した。
カテゴリ 病害虫 乾燥 管理技術 さくら ふき 防除

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