稲わらを基準とした““粗飼料価””評価法の開発(108)

課題名 稲わらを基準とした““粗飼料価””評価法の開発(108)
課題番号 1992002616
研究機関名 北陸農業試験場(北陸農試)
研究分担 水田利用・家畜飼養研
研究期間 完S62~H03
年度 1992
摘要 濃厚飼料多給で飼養されている高乳量牛や肥育牛は、生理的恒常性と生産性を維持するために一定量の粗飼料の給与が必要である。本研究では粗飼料の評価を栄養価と共に、物理性の面から行うために、粗飼料の細胞壁の分解パターンと各種粗飼料給与時の牛の咀しゃく行動を検討した。セルラーゼ処理による粗飼料の細胞壁の分解パターンは処理後1~2時間の急激な初期分解と、その後の緩慢な分解に区分でき、分解率とリグニン、硅酸含量との間に負の相関が認められた。稲わらの細胞壁の分解率はアンモニア処理により向上し、特に、アンモニア2%処理より4%処理で向上した。乾物摂取量1Kg当たりの咀しゃく回数は個体差、日間変動が大きく、粗飼料の物理性を咀しゃく行動から評価するためには同一の牛を用いて約1週間の測定期間が必要であった。北陸地域で主に給与されている粗飼料について咀しゃく行動を検討した結果、乾物1Kg当たりの採食時間と採食時の咀しゃく回数はイタリアンライグラス乾草で多く、反芻時間と反芻回数はイタリアンライグラス乾草とトウモロコシサイレージで多かった。また、給与飼料中の酸性デタージェント繊維、細胞壁の有機物部分含量が多くなるに従って咀しゃく時間、咀しゃく回数が増加し、これらの成分を分析することにより咀しゃく行動が明らかになった。
カテゴリ イタリアンライグラス 水田 トウモロコシサイレージ 評価法

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