課題名 | 小麦の生理機能に及ぼす影響の解明(79) |
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課題番号 | 1992000089 |
研究機関名 |
農業研究センター(農研センタ) |
研究分担 |
生理品質・麦栽生理研(栽培生理班) |
研究期間 | 継H02~H07 |
年度 | 1992 |
摘要 | 地球温暖化に伴い,麦の生産力や立地配置が大きく影響を受けると予想されるため,実験的に高温条件を与え,生育量や生育ステージの変化を明らかにした.グリーンハウスにおいて,全生育期間を通して戸外区より1.5℃と2.6℃高い区をつくり大小麦11品種を供試した.高温区では生育が進み,出穂日は21~28日,成熟日は19~25日早まった.同様に幼穂が分化する期日が約29日早まった結果,-2℃以下の最低気温に遭遇する頻度が高まり,早生品種を中心に高率で凍霜害が発生した.また,高温区では全乾物重や子実重は6~20%減少し,稈長は17cm伸びるなど子実生産のためにはマイナス効果が大きかった. |
カテゴリ | 管理技術 くり 小麦 品種 |