| 課題名 | 落葉広葉樹の実生稚樹における光合成特性の解明(46) |
|---|---|
| 課題番号 | 1993004141 |
| 研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研) |
| 研究分担 |
森林環境・環境生理研群落研 |
| 研究期間 | 継H02~H08 |
| 年度 | 1993 |
| 摘要 | 小川学術参考林付近のアカシデとサワシバ3~5年生山取り苗を材料に、実験的に土壌の滞水および乾燥が両種のガス交換速度および葉の膨圧維持に及ぼす影響を検討した。滞水実験では、アカシデは処理2日目から光合成速度の大きな低下が始まり、サワシバでは12日間の処理実験期間中影響が認められなかった。乾燥実験では、アカシデは処理開始6日目まで光合成速度への影響がみられなかったのに対し、サワシバは3日目から低下が始まった。これらのことから、アカシデはサワシバより土壌乾燥に耐える生理的性質を備えるが、根の酸素欠乏になりやすい滞水土壌では正常な光合成生産が行えない、サワシバはアカシデにくらべ乾燥には弱いが耐水に強い生理的性質を有することが明らかになった。このことが、尾根筋にアカシデ、沢筋にサワシバという生態的棲み分け現象の理由と思われる。 |
| カテゴリ | 乾燥 植物相 |