高山・亜高山地域の植物への影響の解明に関する研究(484)

課題名 高山・亜高山地域の植物への影響の解明に関する研究(484)
課題番号 1993004543
研究機関名 森林総合研究所(森林総研)
研究分担 森林環境生産技術木材利用・更新研材質研種生態研植生研生産研立地研
研究期間 完H02~H04
年度 1993
摘要 赤石岳で標高別に調査地を設定し植生・土壌調査、微気象の測定をした。種の多様度はハイマツ群落で最も低くシラネワラビ型林床をもつシラベ林が最も高い。コメツガ林は高標高地でポドソル土壌に結びついていた。気温は高い標高ほど早くからマイナスとなり日格差も大きい。10cm深の地温は標高2725mで冬季でも積雪のためマイナスを示さない。融雪期は1~2度を示し気温から約1週間遅れで上昇したがプロットにより年変動のずれと振幅に差がある。有機物(コメツガの枝葉)の分解速度(Y)と標高(X)との間にはY=19.66-0.0025Xの関係が認められた。御嶽山のハイマツ帯とシラベ・コメツガ帯の分布境界は温度条件の影響が顕著だが植生の移動・更新は火山性ガスの噴出も影響していた。温暖化は林床の乾燥化とAo層分解を促進し次代の森林形成に大きな障害になると予想される。奥秩父山地地域は温量指数15以下でありシラベ林が成立する反面冬季の季節風が強い場所はハイマツ群落が低い所まで分布する。これら各山地から12樹種157個体の成長錐試料を得て年輪構造解析をした。長期の年輪シリーズから1920~40年頃と1960年~最近の年輪は成長変動に共通点があり、標高2400m位まで顕著で1960、70年頃から成長が低下傾向の個体が多くなり年輪構造にも特異な変化が認められた。
カテゴリ 乾燥 管理技術

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