課題名 | 果樹の生理機能に及ぼす影響の解明(175) |
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課題番号 | 1993001301 |
研究機関名 |
果樹試験場(果樹試) |
研究分担 |
安芸津・栽培研 |
研究期間 | 継H02~H08 |
年度 | 1993 |
摘要 | 地球温暖化による夏季の高温条件が果樹の生理機能に及ぼす影響を明らかにするため、夏季の温度と光合成速度及び呼吸速度との関係について検討した。モモ、ナシ、カキ、ブドウ、キウイフルーツ、およびウンシュウミカンの2~3年生鉢植え樹を用い、6月~9月にかけて平均気温28~30゜C、30~32゜C、33~34゜Cの各温度処理を行った。光合成速度は、各温度処理区とも対照(露地)区との間に有意差は認められなかったが、最適温度は、平均気温が高い温度処理区ほど高くなった。一方、呼吸速度に関しては、高温の処理区ほど生理的転換温度が高温側にシフトすることが認められ、温度係数(Ea)は反対に高温処理区で小さい値を示し、それぞれ高温に対する生理的な適応現象が明らかになった。 |
カテゴリ | 温州みかん 温度処理 キウイフルーツ ぶどう もも |