課題名 |
作物栄養生理の系統間差の解析と診断法の確立(97) |
課題番号 |
1993000083 |
研究機関名 |
農業研究センター(農研センタ)
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研究分担 |
土壌肥料・栄養診断研(診断班)
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研究期間 |
継H02~H07 |
年度 |
1993 |
摘要 |
本年度は、カチオン吸収の作物系統変異の解析の一環として、水耕栽培した水稲4系統(日本晴、タカナリ、フジミノリと根が伸長しないミュータント)、コマツナ、テンサイ、トウモロコシ、ソルガムがK欠乏処理(0.5~0.001mM)条件におかれた時の生育変化とミネラル吸収について検討した。水稲ではK欠乏の影響は4系統同様の傾向を示し、培地のK濃度の低下に対応して各器官の生育は抑制された。K含有率は各器官で低下、Na含有率は(特に葉鞘で)増加、N、P、Ca、Mg含有率は各器官で増加した。他の4作物ではK欠乏処理の生育への影響は認められなかった。コマツナではNa含有率の増大が顕著なこと、テンサイでは葉のNa含有率は培地のKが0.5mMでも高いこと、ソルガム、トウモロコシではK欠によって根のNa含有率はやや増加するも、葉部では増加がみられないなどの特徴がみられた。
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カテゴリ |
肥料
管理技術
こまつな
診断技術
水稲
水耕栽培
ソルガム
てんさい
とうもろこし
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