課題名 | 土壌環境が水稲の初期生育に及ぼす影響(114) |
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課題番号 | 1993000100 |
研究機関名 |
農業研究センター(農研センタ) |
研究分担 |
土壌肥料・水田土肥研(土壌肥料班) |
研究期間 | 完H02~H04 |
年度 | 1993 |
摘要 | 省力・低コスト稲作では、耕起・代かき作業の簡素化が図られるが、これは、砕土後の土塊やわら分布の不均一を招き、水稲生育の不均一化や収量・品質に及ぼす影響が懸念される。そこで稲わら施用との関連で、耕起・代かき管理が土壌及び水稲生育に及ぼす影響を調査・解析した。この結果、稲わら施用下での水稲の初期生育抑制は、耕起時の砕土率が低く、代かき回数の少ない場合に大きく、土壌の還元も進み、特に半湿田では乾田よりも生育抑制が大きいことが明らかとなった。これより、極端な耕起・代かきの省略は水稲生育・収量に悪影響を与えることが示され、現行の耕起・移植栽培体系のもとでの有機物及び土壌管理指針策定の基礎試料が得られた。 |
カテゴリ | 肥料 管理技術 栽培体系 診断技術 水稲 低コスト 土壌環境 |