課題名 | 近赤外法による青果物の内部成分の非破壊評価(42) |
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課題番号 | 1993003629 |
研究機関名 |
食品総合研究所(食総研) |
研究分担 |
分析評価・非破壊研 |
研究期間 | 継H01~H05 |
年度 | 1993 |
摘要 | 近赤外分光法を用いて果実の食味を非破壊的に測定する果実の食味計の開発を最終目標とする。昨年度までの研究によって、試料の品種、品温、産地、収穫時期、収穫年次が検量線の推定精度に影響を及ぼすことを明らかにした。本年度は、果皮が厚く従来の測定方法であるインタラクタンス方式では測定困難とされている温州ミカンを供試材料とし、その非破壊品質評価方法について検討した。透過スペクトルは光路長(果実の大きさ)の影響を直接受けることから、測定したスペクトルを同一大きさの果実のスペクトルに変換する方法について検討し、糖度と無相関でかつ果実直径と相関が高い光学的信号で個々のスペクトルを割り算する方法を考案した。これらの方法により、温州ミカンの糖度(Brix)を丸のまま精度よく(R:0.989、SEC=0.28、SEP=0.32、Bias=-0.02)測定できることが明らかになった。 |
カテゴリ | 温州みかん 評価法 品種 良食味 |