課題名 | 遺伝資源のインビトロによる保存方法の開発(72) |
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課題番号 | 1993001022 |
研究機関名 |
草地試験場(草地試) |
研究分担 |
育種・育種素材研 |
研究期間 | 継H02~H05 |
年度 | 1993 |
摘要 | これまでに、アルファルファのカルスを用いた凍結保存に成功した。本年はカルス化・再分化能をもたない個体・草種にも適用できる茎頂について凍結および乾燥保存を試みた。-20℃と-120℃でアルファルファの茎頂を凍結し、1週間保存した後に融解したところ茎頂の一部の組織で緑色がみられたが、その後カルス化やVitrification(形態的および生理的異常)がみられ正常な植物体に至らなかった。1週間の乾燥保存では多くの品種、個体で100%に近い生存率であった。しかも吸水後も正常な植物体が得られやすかった。しかし、1ヶ月間の乾燥保存では全ての個体が枯死した。そこで、乾燥後の凍結による長期保存を試みたが凍結・融解による組織の損傷が甚だしく-20℃保存でわずかな個体で生存が確認できたのみであった。 |
カテゴリ | アルファルファ 遺伝資源 乾燥 飼料作物 品種 |