課題名 | 海藻類における希少元素・有害金属の濃縮能の検索(127) |
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課題番号 | 1993005204 |
研究機関名 |
中央水産研究所(中央水研) |
研究分担 |
加工流通・食保全研 |
研究期間 | 継H03~H05 |
年度 | 1993 |
摘要 | 日本各地から採取した82種115サンプルの海藻を試料とし、原子吸光分析により、As、Se、Mo、Cd、Co、Cr、Cu、Zn、Mn、V、Ti、Niの12種の元素の測定を実施した。Mo、Se、V、Ti、Cr、Cdの6元素で文献値以上の値を計測できた。主なものを列挙するとVではホソバナミノハナで204(ppm乾燥体、以下同)と従来の20倍の値を得た。Crではネバリモが12.9で5倍、Moではカギウスバノリが14.7で3倍、Tiでもウミトラノオが431で3倍程度の値を得た。この中でもMo、Vの海水からの濃縮率は非常に高く、それぞれ65,000倍、15,000倍であって、既報で濃縮率が高いとされていたMn、Fe、Alに匹敵するものであった。 |
カテゴリ | 加工 乾燥 そば 未利用資源 |