課題名 | 林木培養組織のカプセル化と長期保存法の開発(763) |
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課題番号 | 1994004707 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研) |
研究分担 |
生物機能・培養研 |
研究期間 | 継H03~H07 |
年度 | 1994 |
摘要 | 植物組織の超低温保存のために有効な前処理として、1)組織の脱水や乾燥、2)アブサイシン酸を加えた培地での前培養、3)植物体を予め低温に慣らしておくこと、等が知られている。また冷却の際には、凍結保護液(凍害防御剤)の使用や温度を徐々に下げることがよいといわれている。今年度は、これらの種々の条件を組み合わせて、プログラムフリーザーを用いて冷却速度を制御し、培養組織が生き残る条件を探した。その結果、頂芽と腋芽は、どの樹種でも、調べたどの条件においても、-40℃に冷却後3日間の培養で褐変した。しかし、シラカンバの根端は-40℃に冷却・解凍後10日間寒天培地で培養しても変化はみられず、細胞の構造も正常であることがわかった。 |
カテゴリ | 遺伝資源 乾燥 凍害 |