課題名 | 修復過程における根菌類の役割の解明(843) |
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課題番号 | 1994004985 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研) |
研究分担 |
森林生物・腐朽研 |
研究期間 | 延H03~H07 |
年度 | 1994 |
摘要 | マレーシア・パソー保護林内で木材腐朽菌相とその発生する基質の直径の関係を調べた。その結果、Earliella scabrosa、Microporus xanthopusなど小径の基質上に発生する傾向が強い種類と、Erythromyces crocicreasなどの大径の基質に発生する傾向が強い種類に分かれることが明らかになった。さらにそれぞれの菌の乾燥耐性を調べた結果、小径の基質に発生する傾向の強い種類は一般に乾燥耐性が強く、大径の基質に発生する傾向の強い種類は一般に乾燥耐性が弱いことがわかった。このことから、こうした菌の生理的特性がその発生する基質のサイズに影響を及ぼしている可能性が示唆された。 |
カテゴリ | 乾燥 木材腐朽菌 |