課題名 |
非破壊分析法による成分・加工適性測定技術の開発(33) |
課題番号 |
1994002652 |
研究機関名 |
北陸農業試験場(北陸農試)
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研究分担 |
水田利用・品質評価研
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研究期間 |
完H03~H05 |
年度 |
1994 |
摘要 |
小麦の非破壊分析による簡易迅速な品質検定技術を開発することを目的とし、4年度までは実需者の連絡試験の小麦試料を用い、主要成分、加工適性について近赤外分光法の較正式を作成した。5年度は、この較正式の生産年度の異なる成分未知の試料に対する適用性を検定した。蛋白質含量ついてはr=0.981、SEP=0.187と良好な較正式が得られたが、アミロース含量、製粉歩留り、糊化特性は評価法として活用できる精度にはいたらなかった。ゆで麺官能総合評価点は3波長を用いた標準回帰法で作成した較正式ではr=0.555、SEP=5.85であり、評価点としてはやや劣った。しかし、選択波長域1100~2500nmでPLS法により作成した較正式では、r=0.633、SEP=4.94であり、加工適性値評価法としては良好であった。さらに多くの試料を用いて較正式を改良し、精度を向上させることにより、評価法として活用できると推定された。
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カテゴリ |
加工適性
小麦
測定技術
評価法
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