指示物質(リグニン)による消化率測定法の開発(111)

課題名 指示物質(リグニン)による消化率測定法の開発(111)
課題番号 1994003161
研究機関名 九州農業試験場(九農試)
研究分担 畜産・栄養飼料研
研究期間 完H02~H05
年度 1994
摘要 リグニンは家畜の消化率測定用の内部指示物質として回収率の不安定性に問題があるため、回収率の不安定要因をリグニンの分画法及び分析法から検討した。酸性デタージェント・72%硫酸処理によるADL分析法のなかで酸性デタージェント溶液での煮沸時間は従来の1時間から6~8時間で回収率は向上した。酸性デタージェント溶液の硫酸濃度は従来どうり1N。72%硫酸処理時間は従来どうり4時間。試料の粉砕粒度は従来の1mmより小さい0.5mmが適当。これらの方法によりイタリアンライグラス及びアルファルファ乾草消化試験試料の回収率はほぼ100%となった。酸性デタージェント溶液処理時間を変更する事によって、ADLが反芻家畜での粗飼料の消化率測定の指示物質として有効な事を明らかにした。さらに、ADLのPhenol monomer構成を検討するため、イタリアンライグラス乾草、アルファルファ乾草及びローズグラス乾草を材料とし、HPLCで検討した結果、各乾草のPhenol monomer構成はほぼ類似したものであり、p-hydoxybenzoic acid、p-hydoxybenzaldehyde、vanillicacid、p-coumaric acid、ferulic acid、cinnamic acid及び未同定の主要4成分が確認された。粗飼料と濃厚飼料の混合飼料給与におけるADL回収率の確認が残された問題である。
カテゴリ アルファルファ イタリアンライグラス 高付加価値

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