課題名 | 大都市圏における担い手像の解明(221) |
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課題番号 | 1994000258 |
研究機関名 |
農業研究センター(農研センタ) |
研究分担 |
農業計画・土地利用研(土地利用班) |
研究期間 | 継H04~H07 |
年度 | 1994 |
摘要 | F町農業公社は収穫作業受委託の斡旋・引受と育苗・乾燥調製施設の管理運営を主業務としているが、土地利用調整には未着手である。H集落の農家悉皆調査によると、低湿水田基盤下における首都圏への組み込による土地市場と労働市場の構造的変化を与件として、集落では1)比較的規模の大きい不安定兼業・稲作拡大農家群、2)一部作業委託にも依存した兼業稲単作農家群、3)農地のほぼ全てを貸し出した農業撤退農家群の3つの形態への農家分化が進展している。しかし、集落を基礎とした組織的調整秩序の崩壊が担い手経営発展にとっての一つの阻害要因となっている。したがって、地域組織と公社をリンクさせた新たな土地利用調整システムの構築が担い手育成の要件となっていると言える。 |
カテゴリ | 育苗 乾燥 経営管理 水田 |