課題名 |
細胞毒性を指標とするグルコアルカロイドの測定法の開発 |
課題番号 |
1994003794 |
研究機関名 |
食品総合研究所(食総研)
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研究分担 |
食品機能・健全性研
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研究期間 |
新H05~H07 |
年度 |
1994 |
摘要 |
組換え体の安全性を検討するために、トマトやジャガイモのグルコアルカロイドのバイオアッセイ法を開発することを目的とした。5年度は、細胞毒性を指標としてトマト中のトマチンの測定法を検討した。ビタミンK3投与化学発光法は、トマチンを培養動物細胞に投与後1時間培養し、その後15分間の測定操作で毒性を検出することが可能であった。ビタミンK3投与化学発光法は、アラマーブルー蛍光法、MTT色素還元法、WST1色素還元法等に比べ感度も高く、投与量と生存率の直線的な比例関係を示す範囲も広かった。セップパックC18によるトマト抽出物の処理により、細胞系に投与できる試験液を得た。数種の細胞のうちHepG2が、ビタミンK3投与化学発光法における発光量が多く、トマチンの毒性検出および定量には適していた。トマト中のトマチンの最少検出濃度は、3μg/gであった。20~200μg/gのトマチンを添加したときのトマチンの回収率は、63~110%であった。各種トマトのバイオアッセイを行ったところHepG2細胞を用いビタミンK3投与化学発光法で測定したものと、HuH6KK細胞を用いてMTT色素還元法で測定したものとほぼ同様の結果を得た。供試した組換え体のトマチン濃度の増加は認められなかった。
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カテゴリ |
トマト
ばれいしょ
評価法
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