課題名 | 生態系保全に配慮した農業水利施設の整備手法に関する研究(31) |
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課題番号 | 1994001859 |
研究機関名 |
農業工学研究所(農工研) |
研究分担 |
農村・集落排水研 |
研究期間 | 継H03~H06 |
年度 | 1994 |
摘要 | 事例地区として、山形県Y町Y地区水路を選定し、イバラトミヨを主な保護対象とする「湧水地生態系」保全について、水質を含め検討を加えた。保全工法については、イバラトミヨは岸辺近くの水草群落の中に主に生息するため、法尻部分に水草が繁茂しやすい条件が必要となる。また、現状の水路は水深が浅く、横断方向にほぼ一定であるため、平坦な流れになっている。多様な生物相を育成する点からは、浅い・深い・速い・遅いなど多様な水の流れを形成する必要があり、そのための具体的な方法について検討を加えた。水質調査の結果、水路の全区間を通じてBODは比較的良好であったが、上流側からの十分な水量の供給がなければ水質は相当悪化すると思われ、今後、集落排水整備等の対策が不可欠と結論づけられた。 |
カテゴリ | ばら 水管理 |