課題名 | 環境のむらに対する作物体の適応機能と調和した環境制御技術の開発(75) |
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課題番号 | 1994002460 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試) |
研究分担 |
地域基盤・環境制御研 |
研究期間 | 継H03~H08 |
年度 | 1994 |
摘要 | 側枝から発達したトマトの2つの根系を、別々のワグネルポットに定植して生育させた後、両方の側枝と主茎の蒸散流を茎流センサーで測定した。一方のポットを湿土側として毎日潅水し、もう一方のポットを乾土側として測定期間中に2日間潅水を中断し、根を介した湿土から乾土への水移動を求めた。潅水中断開始2日目の午後から潅水を再開した翌朝までに、1日の蒸散量の21%に相当する水が乾土側に移動した。この時の水ポテンシャルは、乾土で-0.06MPa以下、葉で-0.75MPa程度で、乾燥状態の圃場でしばしばみられる範囲にあったことから、根が深く発達した作物体では、土壌水分の多い深層から乾燥した浅層に根を介して水が移動するものと推察された。 |
カテゴリ | 環境制御 乾燥 管理技術 栽培技術 トマト |