課題名 | 食糞性ハエ類の種間競合(232) |
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課題番号 | 1994002578 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試) |
研究分担 |
畜産・家畜虫害研 |
研究期間 | 完H01~H05 |
年度 | 1994 |
摘要 | 牛糞塊で発生する家畜加害性ハエ類幼虫に対し、競合種導入よる生物的防除の可能性を検討し、導入すべき競合種の選択の基準を、糞塊内において過密あるいは種間競合に耐え得るハエ類の発育特性の解析により明らかにした。糞塊発生性ハエ類には、高密度条件下で発育期間が短縮する型(ノイエバエ型)と、延長する型(イエバエ型)の二型が存在するが、両型の種間密度飼育実験では、全ての組合せにおいてノイエバエ型が競合的に優位となり、また放牧地での優占種のほとんどがノイエバエ型の発育生態を示した。これらから、導入する競合種としては、幼虫期の高密度条件下での小型化が大きく、発育期間が短縮し、小型化開始密度が死亡率増加開始密度より低いノイエバエ型の種が有力であると考えられた。これらの成果は学会報等により公表された。 |
カテゴリ | 病害虫 害虫 管理技術 飼育技術 生物的防除 |