課題名 | イネ科花粉等の保存性の究明(31) |
---|---|
課題番号 | 1995000328 |
研究機関名 |
農業生物資源研究所(生物研) |
研究分担 |
遺資二・植物保存研 |
研究期間 | 継H01~H07 |
年度 | 1995 |
摘要 | イネ科植物の花粉は一般に短命で保存も難しい。ライ麦花粉も例外ではないが、低温乾燥後の超低温保存法の開発に成功し、長期貯蔵中である。今回、5年間液体窒素温度に保存したライ麦花粉の人工培地上での発芽率および交配成功率を調査し、超低温保存の有効性を調べた。5年間貯蔵花粉の発芽率は2週間貯蔵花粉に比較し、若干低下した。また交配成功率は40%で1年間貯蔵花粉に比べ、わずかに低下した。これらのことは常温では短命のライ麦花粉も超低温保存により数年間保存可能であると同時に、超低温下でも少しずつではあるが生存率の低下が進む可能性を示唆している。 |
カテゴリ | 乾燥 長期保存・貯蔵 ライ麦 |